テレビ局特派員は「トランプ圧勝」をなぜ予測できなかったのか 「高級レストランで取材」「家も車も会社持ち」では“リアルなアメリカ”はわからない
アメリカ大統領選挙を前に、各テレビ局では外信畑の解説委員たちが張り切っていた。「今回は大接戦です」「僅差の場合どちらが負けても法廷闘争に持ち込み、アリゾナ州では再集計を行うことになります。その場合には決着に1週間はかかるでしょう」「郵便投票という仕組みがあり、大接戦なのですべて開票されるまで今回は当確を打てないでしょう」と様々なシミュレーションを解説していた。
トランプ初当選の際に「トランプだけは無い」と言い続け失敗した反省から、今回は「ハリスが全米では得票数が高いが、激戦州がカギを握り選挙人の数としては大混戦」「世論調査はトランプに弱く出るから今回はもつれ込む」というのが大方の予測だった。...