「東洋経済」社長が2年で引きずり下ろされた理由 キーパーソンは近い関係にあった“女性執行役員”か

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「われわれは自分のことを棚に上げて、企業に対しガバナンスについて問い詰めてきたわけですし、これからもそうしないといけない。しかし、自分の会社がこうであったときに、自信をもってできなくなってしまう」

 11月1日、東洋経済新報社の社員向け説明会で、記者の一人が経営陣にこんな怒りをぶつけた。「会社四季報」や「週刊東洋経済」で知られる老舗ビジネス出版社で何が起きているのだろうか。

 同社のトップ人事が明らかになったのは10月30日。現社長の田北浩章氏(64)が12月23日の定時株主総会で退任(会長に就任予定)し、新しく山田徹也取締役(56)が社長に昇格することを発表したのだ。...

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