女児におぞましい凶行「勝田州彦」を生んだ家庭環境 父は“捜査一課の元警部”“目に入れても痛くないほどの可愛がりよう” 「加古川女児殺害」にも関与か

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「瑞宝単光章」を受勲

 この地で生まれ育った勝田は、近隣住民によれば、

「お姉さんが1人いて、10歳以上も年が離れているんです。遅くに出来た子供やから、両親は“クニちゃん、クニちゃん”言うて、目に入れても痛くないほどの可愛がりようやった」

 地元中学を卒業後、進学したのは県内の私立男子校。

「水泳の強豪校として知られた学校です。彼は水泳が得意で、スポーツ推薦で入学したんよ」(住民の1人)

 高校卒業後は職を転々とする。パチンコ台の組立工、運送会社の運送員、00年の事件当時は地元ショッピングセンターの現金輸送車を運転していた。

 現在は大手飲料会社に期間社員として勤務しており、同僚によれば、「無遅刻無欠勤で、トラブルは一切なかった」という。

 9年間大人しく暮らし続けた勝田を、近隣住民は「更生した」と思っていた。なぜならば、

「前の事件の後、お父さんが“私がきちんと監督しますから”と近所に詫びて回った。あの立派な人の言うことに間違いはないと思うやろ」(近隣住民)

 立派な人――。それもそのはず。父親は元・兵庫県警の警察官なのである。

「ノンキャリで兵庫県警に入り、定年まで立派に勤め上げたんです。捜査一課の刑事やったはずやけど。定年時の階級は警部」(同)

 現役時代は、勝田家の前は夜回りの記者がズラリと並んでいたそうだ。

 昨年末、この父親には更に箔が付いた。「瑞宝単光章」を受勲したのだ。危険業務従事者叙勲で、警察官など危険性の高い業務に従事した者に贈られる。

「天皇陛下から贈られた勲章と、皇居での写真を見せてもらいました」(同)

 父は警察官としての心得の1つ、柔道を息子に幼い頃から教えており、結果、勝田の両腕は一升瓶のように太かったそうだ。.

 この男は親の何を見てきたのだろうか。

デイリー新潮編集部

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