兵庫県・斎藤前知事を今さら支持する人々の素性 “ヤラセ疑惑”の動画の真相は?
10月31日に告示を迎えた兵庫県知事選(11月17日投開票)で波乱は起きるのか。現在、大方の予想に反して、斎藤元彦前知事(46)への支持が広がりを見せているといい、そんな「斎藤応援団」の面々に話を聞いた。
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10月下旬の週末。兵庫県西脇市の公民館で開かれた斎藤氏の集会には約70人の支持者が集まっていた。40~60代のブルーカラー層の男性を中心に、50代以上の女性たちもチラホラ。
1時間ほどで会が終わると、斎藤氏は背筋を伸ばして出口に立ち、記者の目の前で参加者一人ひとりと握手。支持者からは「家族で応援してます」や写真撮影を求める声が相次いだ――。
「草の根で支援の輪が」
「パワハラ」や「贈答品のおねだり」疑惑を告発された斎藤氏に対し、県議会が不信任案を全会一致で可決したのは9月19日。1週間後、斎藤氏は辞任を否定し、「失職した上で出直し選挙への出馬」を宣言した。
「以来、斎藤氏が一人で辻立ちを始めると、SNSには“斎藤さんは悪いことをしていない”や“改革を続けてくれ”といった応援の投稿が溢れ、各地の辻立ちでも人だかりができるように。草の根での支援の輪が徐々に広がっています」(地元メディア関係者)
10月24日には「NHKから国民を守る党」党首で元参院議員の立花孝志氏が「斎藤氏支援」を目的に知事選への出馬を表明した。
「さらに地元の有力者の中にも、斎藤応援団に加わる者が現われ、当初は“落選必至”とみられた斎藤氏がここに来て浮上している要因の一つに挙げられている」(同)
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