「手越祐也」新加入で化学反応は起こるのか YOSHIKIプロデュースの「XY」がブレイクできない理由
「エンターテイナーとして華」
男性アイドルグループ・NEWSの元メンバーでタレントの手越祐也(36)が、X JAPAN・YOSHIKI(58)プロデュースのバンド&ボーイズグループ・XY(エックスワイ)に新加入したことで驚きの声が続出している。10月29日に放送された日本テレビ系「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X SEASON2」(毎週火曜24時59分)に出演し、意気込みを語ったのだが、この先どうなるのか。
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オーディション番組に詳しい音楽ライターがこう指摘する。
「XYは5人組ロックバンドグループと8人組ダンス&ボーカルグループからなる共同ユニットです。合同ステージだけではなく別々のステージに立つこともあり、これまでのアイドルグループにはないユニークな特徴を持っています。YOSHIKIらしいアイデアでしたが、話題性に乏しくブレイクしない厳しい状況が続いていました」
実際に人気のバロメーターとなるSNSを調べると、YouTubeの「XY official channel」のチャンネル登録者数はわずか6.5万人。昨年6月にリリースされたメジャーデビュー曲「Crazy Love」の再生回数は現状176万回となっている。それから1年後の今年6月7日に新曲「YG」、同14日に「GET STUPID」を次々と発表したのだが、再生回数はそれぞれ179万、186万にとどまっている。
最近では、音楽プロデューサーSKY-HI がオーディションで発掘して結成した7人組ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRST(ビーファースト)が、2021年にデビュー以来、楽曲のYouTube総再生回数は8億回を超え、ドームツアーも成功させた。どうしてこれほど差が出てしまったのか。
「今回のプロジェクトを立ち上げる際、YOSHIKIは『世界で活躍できるスーパースター、そんな人材を日本から発掘できれば』とぶち上げていましたが、世界どころか足元の日本国内での存在感すら示せていません。理由として挙げられるのが、楽曲のコンセプトがぶれていて分かりにくいところ。
『Crazy Love』はX JAPANの名曲を彷彿させるメロディーにEDMを組み合わせたラブソング。一方、『YG』はハードロックでONE OK ROCKのようですし、『GET STUPID』はK-POPのStray Kids(ストレイキッズ)を聞いているようでした。世界で大ブレイクしているグループを意識しているようですが、この種の楽曲は先行組が多く飽和状態です。ファンとしては、XYだからこそ出せるオリジナリティーが見たいところです」(前出の音楽ライター)
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