「ポスト菅野」狙いではなかった「阿部巨人」のドラフト戦略…上位指名3人を“内野手”が占める深謀遠慮

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偏重ドラフトの狙いは?

 今年のドラフト会議で巨人は、上位3人を内野手指名した。今オフ、15勝3敗で最多勝のタイトルを獲得したエース・菅野智之(35)のメジャーリーグ再挑戦が確実と見られ、「貯金12」を一人で稼いだ先発投手の喪失は大きな痛手だ。そのため、ドラフト会議では先発ローテーションの一角を任せられる即戦力投手を獲得するものだと他球団やNPB関係者は予想していた。

 しかし、阿部慎之助監督(45)が選択したのは「内野手層のレベルアップ」だった。

「最初に1位入札した金丸夢斗(21=中日)の抽選に外れた際、即戦力の投手を再入札すると思ったら、高校生内野手の石塚裕惺(18=花咲徳栄高)を指名した。...

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