なぜ裏金議員にバーター取引を? 公明・石井代表、最大の敗因とは

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 公明党は公示前の32議席を割り込む24議席という惨憺(さんたん)たる結果になった。中でも、最大の痛恨事は石井啓一代表(66)の落選である。代表の落選は15年前の太田昭宏氏以来で、組織にも激震が走った。最大の敗因は浅はかな皮算用にあったようで――。

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 公明党の機関紙「公明新聞」は投開票当日の10月27日、小選挙区の候補者11名の顔を1面にずらりと並べた。その表情はみな、判で押したように同じ。眉をつり上げて、口を大きく開けている。...

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