江戸時代の「吉原ガイドブック」には下世話な話が満載だった!
飲食店やホテルなどを利用する前にネットの口コミを参照する、というのは今や現代人の基本動作に近いかもしれない。一昔前ならば情報誌、ガイドブックなどが参考にされていた。
損をしたくない、行ってガッカリしたくない、という気持ちを持つのはいつの時代でも同じことのようで、江戸時代、遊廓についても「ガイドブック」が多数発行されていた。それら「遊女評判記」を丹念に読み解いたのが日本史研究者で、東京都公文書館専門員の高木まどか氏だ。
江戸の庶民、シンプルに言えば助平な男たちが食いついたと思われるこのガイドブックはどういうものだったのか。...