北京でも「小学生切りつけ」事件が発生 5カ月で「児童殺傷5件」“子どもと女性と日本人”が狙われる「中国治安」の闇
中国広東省深セン市での児童殺傷事件から40日あまりが経つが、いまだに児童を狙った犯罪が後を絶たない。一連の犯罪の共通点のひとつは、加害者のなかに犯罪歴を持つ者が多いということだ。中国は現在、深刻な経済不振に陥り、失業者が犯罪に走るなどして、逮捕者数は前年同期比約20%増と急増し、拘置所や刑務所は満杯状態で、新たな施設の建設ラッシュが起きている。
このようななか、刑期を終了した犯罪歴がある者の職探しは極めて困難で、自暴自棄に陥り、再び犯罪に手を染めるという悪循環を繰り返し、社会的にも「弱者」である女性や児童を襲うなどの凶悪事件が頻発している。...