生まれ変わったら宇宙飛行士になりたい… “国会のキーマン”国民民主・玉木雄一郎代表が「子ども向けインタビュー」で見せた素顔

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政治家を志すきっかけになった、1枚の写真

 政治家になった原点は、小学校4年生くらいの時に見た写真です。図書館で見た図鑑に、アフリカの子どもたちの写真がありました。お腹が大きくふくらみ、餓死しそうな子どもの写真でした。

 その時、「同じ地球に住んでいるのに、死にかけている子どもがいる」と思ったんです。自分は十分に食べられているけど、この子たちは同じ子どもなのに食べられない。そんな子たちをなんとか救えないだろうか、と思ったのが、政治家を志すようになったきっかけです。

 大人になって選挙に出た時に、小学校の同級生が「玉木は、小学校の卒業文集に、国連の事務総長になりたいって書いているよ」と言って卒業文集を持ってきました。自分では忘れていたのですが、確かに書いてありました。「世界を平和にしたい。貧しい人を助けたい」と、当時から思っていました。

生まれた時の差を正したい

 大人になってからも子どものころと同じ思いで、今の職業につきました。大学院でアメリカに留学したのですが、国際的な視点で見ると、日本は恵まれていることがわかります。でも、日本の中にも、恵まれていない人はいます。チャンスさえ与えられない人もたくさんいます。そういう人たちを助けたいというのが、今も政治家をやっている一番の原動力です。

 生まれてくる地域や国、家庭は選べません。偶然お金持ちの家に生まれたらいろんなことができるけど、貧乏な家に生まれたらやりたいこともできないし、好きなこともできません。

 ましてや貧しい国に生まれたら、食べることさえ十分でないかもしれない。でもそういうことは、自分の努力では何ともできないことです。人生がスタートラインから違うというのはおかしいですよね。それを正すのが政治です。

 もちろん努力もしなくてはいけないし、競争もしなければいけません。でも、個人の努力では何ともしがたい、人生のスタートラインからずれているところは、やっぱり直したいし、すべての子どもたちにチャンスを与えたい。そういう仕事をしたいと思ったんです。

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