生まれ変わったら宇宙飛行士になりたい… “国会のキーマン”国民民主・玉木雄一郎代表が「子ども向けインタビュー」で見せた素顔

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 10月27日の衆院選で、7から28と、実に4倍もの議席を獲得した国民民主党。“少数与党”の政権運営において、一躍キーマンとなったのが、国民民主の党首である玉木雄一郎氏だ。玉木氏は今年6月に発売された子供向け書籍のインタビューで、政治家を志すことになったきっかけや、目標を語っていた。気になるその内容とは――。

(前後編の前編)

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※この記事は、『僕たちはまだ、総理大臣のことを何も知らない。』(長谷部京子著、Gakken)の内容をもとに、一部を抜粋/編集してお伝えしています。

田舎育ち、星をながめる少年

 私は子どものころ、香川県の田舎に住んでいたんです。小学校には毎日30分以上かけて通っていました。その途中に山や川があって、自然の中に入って遊ぶのが好きだったので、寄り道して虫をとったり、1人で山に登ったり、川の中に入ったり、そんなことばかりしていましたね。星を見るのも好きでね。本当に田舎なので、夜空がすごくきれいなんです。星座を見上げて星の研究をしていました。

 図鑑を買ってきて、太陽の大きさや木星の大きさを調べたり、海王星は何でできているのかとか、そんなことばかり考えていました。「宇宙飛行士になろう」と考えていましたね。あとは、よくサッカーやバレーボール、野球をしていました。野原を走り回ったりして、体を動かすことが多い子ども時代でしたね。

 幼稚園、小学校、中学校のころは、体が小さかったんです。そのころの仲間は今でも仲が良くて、私が選挙に出た時に一番手伝ってくれたのは、小学校の同級生でした。家が農家だったのですが、「農作業を手伝え」と家族に言われるのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。それで、中学の時は農作業から逃げるためにたくさん勉強したから、成績が上がりました。 

 家のまわりには子どもがあまりいなかったから、1人でいることが多かったんです。だから、1人で考えたり何かしたりすることが多かったですね。1人で山に行って、季節の植物をながめたり、花や虫を愛でたり、自然の中で楽しむ少年でした。家から一番近い雑貨屋さんが2〜3キロ離れていて、そこまで「少年ジャンプ」を買いに行って、いち早く読むのが楽しみでした。3人兄弟の長男だから、兄の私が買いに行くんです。自分が最初に読んで、弟たちに渡していました。

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