なぜ“超大物”が赤字ベンチャーに? 「Luup」監査役に元警視総監が天下り
最近、よく見かけるのが公道をシューッと走る電動キックボードだ。大手事業者としては緑色のLUUPが知られており、大都市を中心に1万カ所以上のポート(駐輪場)がある。ちょっとした買い物や近場の通勤などに利用する客が増えているという。
運営する「Luup」は、2018年の創業で、CEOの岡井大輝氏は31歳。業績はというと年間約20億円もの赤字だが、なぜか永田町や霞が関とは相性がいい。
創業翌年には甘利明氏をトップにした自民党の「マイクロモビリティ(電動キックボードなど)」の議連が誕生し、20年には警察庁が規制緩和に乗り出した。...