「党勢を盛り返すのは難しい」…「100万票」減で総選挙最大の敗者は「公明党」 「石井代表」の“自信過剰”以外の敗因は?
F票集まらず
「公明党の代表が落選したのはこれが2度目。2009年の衆院選でも当時の太田昭宏代表(79)が比例代表に重複立候補せずに挑んだ小選挙区(東京12区)で落選しました。この時の衆院選は自公の過半数割れどころではなく、自民党が結党以来、初めて衆議院の第1党の座を失い、その結果、民主党政権が誕生しました。公明党は大阪4選挙区を含む8選挙区で全敗し、公示前から10議席減らした21議席となりました。今回の選挙とよく似ているように感じます」
もっとも、09年の衆院選で公明党は、比例区で約805万票も獲得していた。
「それだけに今回の596万票、とうとう600万票を割ってしまったことはショックです。学会員の高齢化により熱心に運動してくれる人も減り、F(フレンド)票を集めるのも難しくなったからでしょう」
ネット上でもF票集めの電話は不評だ。
《毎回選挙投票前になると全く付き合いのない元小学校の同級生の母親ら(創価支部の幹部)から代わる代わる公明に投票するよう電話が掛かってくる…早く無くなってくれないかなこの政党》
《選挙の時に毎回電話かけてきて、是非公明に~って留守電入れてきてキモすぎる。入れるかボケ》
同様に、公明党議員が連続して国土交通大臣に就任していることにも批判がある。
外国免許の切り替え問題
「2012年の第2次安倍内閣以来ですから10年以上続いています。もちろん適材適所の人選ではなく、公明党への割り当てです。まあ、自民党議員に対しても派閥への割り当てがありますが」
さらに今、ネット上で問題となっているのは、国内で中国人が運転する車の事故が増えているのは、滞在するホテルの住所で取得できるほど外国人の外国免許の切り替えがやりやすくなったためであり、それは公明党のせいだというものだ。
《公明党は国交省を独占した挙げ句、ルール遵守の概念が無い、来日したばかりの中国人に免許証を斡旋して全国的に事故多発にした罪は重い。》
《負け議員が多すぎる!となった衆院戦。特に公明は直前の中国人免許や総裁選介入で自民支持者から拒否された。連立も潮時。》
「運転免許試験場に中国人が行列をなしているという報道から、こうした意見が広がっているようです。もっとも、運転免許試験場の管轄は国家公安委員会であって、国交省ではないんですけどね。ただし、今年4月の国土交通委員会で公明党の日下正喜氏(58)が外国人労働者のために『日本の免許への切り替えが円滑に行われるよう、関係機関が連携して対策を講じることも必要』と求めたことは事実です。ちなみに、日下氏は今回の衆院選で落選しましたが……」
9月29日、中国人の18歳の少年が、飲酒の上、一方通行の道路を時速100キロ超で逆走、一時停止の標識を無視して交差点に進入し、乗用車と衝突。運転していた日本人男性を死亡させて現行犯逮捕された。事件が起こった埼玉県川口市は、石井代表が落選した埼玉14区に隣接している。
公明党が中国人優遇と捉えられてしまうのはなぜなのか。
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