「高齢者ほど選挙に行く」はホント? 実は“80歳の壁”がある(古市憲寿)
「高齢者ほど選挙に行く」。半ば常識として語られているが、事実はちょっと違う。年齢とともに投票率が上がるのは本当だが、そこには「壁」があるのだ。
東京都選挙管理委員会の公表しているデータを見ると、2021年の衆議院選挙で最も投票率が低かった年齢区分は21歳から24歳で約37%。「若者は選挙に行かない」というイメージを裏付けているともいえる。
だが18歳は約54%、19歳は約46%と意外に高い。「初めて」の人はきちんと選挙に行くらしい。特に18歳は高校生も含まれるから、時間的に余裕もあるのだろう。...