10歳年上“さわやかイケメン”に「ずっと一緒にいたい」と思わせた一言とは? 出会って半年足らずでゴールインした二人の結婚秘話

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「この人とずっと一緒にいたい」

 4月14日の夜、啓太さんは今後の競技生活のことを考え、結婚生活との両立に不安も感じていたという。そのことを打ち明けると、

「起きてもないことに不安にならなくていいんだよ」

 と美咲さん。どちらが年上だか分からない頼もしさだ。この言葉に安堵した啓太さんは「この人とずっと一緒にいたい」と、結婚に向けて進むことを決める。

 大目標の2026年ミラノ冬季五輪に向けて今季も最高のスタートを切るため、さまざまなことを逆算してさらにスピードアップ。4月に彼から「結婚を前提にお付き合いしています」と改めてあいさつされた美咲さんの母は「え? もう?」とびっくり。同月27日、啓太さんは大阪に遊びに来た自分の母親に美咲さんを紹介、5月には父親に引き合わせた。

半年足らずで入籍

 7月14日の両家初顔合わせの席で両家が証人欄に記入した婚姻届をその日のうちに提出。就職直後の美咲さんは事前に大阪への異動願を出し、7月下旬から浪速での新生活を開始した。

 結婚指輪は着けたが、あまりの超速ゆえプロポーズはまだだった。8月8日、啓太さんは神戸のメリケンパークで、婚約指輪と美咲さんが大好きな“誠実〟の花言葉がある18本のバラを用意し、「遅くなっちゃったけど結婚してくれてありがとう」。

 美咲さんは満面の笑みで「ホントにありがとう!」と答えたが、極度の喜びのせいで記憶にないとか。

 冬季五輪まで1年余り、先は海外移住も視野に入る。子どもは3人欲しいそうで、「思いやりを持って過ごせる楽しい家族に」と、夢はまだまだ加速しそうだ。

週刊新潮 2024年10月31日号掲載

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