10歳年上“さわやかイケメン”に「ずっと一緒にいたい」と思わせた一言とは? 出会って半年足らずでゴールインした二人の結婚秘話

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 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、スケートのショートトラックで平昌冬季五輪代表を務めた渡邊啓太さん(32)と、ITエンジニアの美咲さん(22)。

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初対面で「イケメン!」

 競技そのままの、見事なスピードでのゴールインだ。渡邊啓太さん。お相手は美咲さんである。

 昨夏、カナダのスポーツウェアブランド「ルルレモン」のアンバサダーになった啓太さん。今年2月、オランダ遠征を前に後輩の吉永一貴選手とルルレモンの六本木の店舗に足を運んだ。

 遠征用ウェアを早々に決めた啓太さんだが、吉永選手は閉店まで試着を続けた。アテンドしたのがアルバイトだった美咲さんで、当時は法政大グローバル教養学部の4年生だった。

 外国人顧客相手にも達者な英語を操る美咲さんの姿に「大人びていて、仕事ができる人だな」と感銘を受けた啓太さん。美咲さんは、アンバサダーとしての啓太さんは知っていたが、初の“実物”に「爽やかイケメン!」と好感を抱く。実年齢は10歳差だが、最初は互いに互いを「25歳ぐらいかな」と思っていた。

 後日、啓太さんが彼女のSNSを見るとアカウントはカギ付き(非公開)。「フォロー申請しない方がいいかな」と遠慮したが、幸いにも彼女の方からフォローがあり、晴れて連絡が取れるようになった。

“お互いに甘え合える存在”

 啓太さんがスピードスターぶりを発揮したのはその後だ。美咲さんはタイへの卒業旅行中、啓太さんの海外試合をユーチューブで見ていた。そのことを知らされて「この子と付き合うんだろうな」と感じた啓太さん。次に予定された遠征前の3月、「時間あるけどどうですか?」と声をかけて初デートに。初対面の日、本当は非番だった美咲さんが偶然シフトに入ったこと、その日の昼、彼女が友人に「そろそろちゃんと恋愛したい」と話していたことなどを知り、思いは深まった。

 啓太さんは彼女に年の差を感じず、美咲さんも「いい意味でお互いに甘え合える存在」と認識した。3月24日の美咲さんの卒業式で、啓太さんは美咲さんの母にごあいさつ。翌日にはフィリピン・セブ島へ二人で飛んだ。

 競技の性格上、遠征はだいたい寒冷地で、暖かいところに行きたいという思いから4泊し、啓太さんの誕生日を現地で祝い、海で戯れ、リゾートを満喫した。

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