「嘘解きレトリック」視聴率は下がっても「松本穂香」の評価はなぜ上がる? 事務所の元先輩「広末」が反面教師に

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 月9ドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ)の第1話がTVerで200万回再生を突破。視聴率は下がっているが、再生数と主演の一人・松本穂香(27)の評価は上がっているという。

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「嘘解きレトリック」の視聴率は初回の7・1%にはじまり、第2話で6・5%、第3話で6・0%にまで落ちた(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)。

 デイリー新潮は10月21日配信の「『嘘解きレトリック』は“異色の月9” セットは豪華でもキャストと脚本は…」で、トリックのレベルは高くないもののSNSでは《雰囲気がいい》という声が多いことを報じた。民放プロデューサーは言う。

「それがTVerでの再生数の伸びに繋がっているのかもしれません。視聴者はリアルタイムで見るほどではないものの、松本と鈴鹿央士のホンワカしたコンビの雰囲気を楽しんでいるのかもしれません」

 撮影現場での松本の評価も上がっているという。

「スタッフとのコミュニケーション力が高くてびっくりしました。あれならスタッフや共演者はみんな彼女を好きになっちゃうでしょうね」

 影のある役柄が多いせいか、ちょっと意外だ。

「春には吉岡里帆(31)が同じ事務所の所属となり、夏には大人計画を主宰する松尾スズキさんの舞台『ふくすけ2024―歌舞伎町黙示録―』に出演したことなども刺激になったようです。久しぶりの舞台はかなり楽しかったそうで、何でも次は三谷幸喜さんの舞台が決まっているとか」

フラームの戦略

 彼女が所属するフラームは、戸田恵梨香(36)や有村架純(31)、田中みな実(37)など売れっ子女優がひしめいている。

「有村に負けず劣らず露出しているのが松本でしょう。今年のドラマ出演は、4月期の『95』(テレビ東京)、6~7月の『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(NHK総合)ときて、今期は月9のヒロインです。その間に舞台をこなしつつ、映画では1月公開の『笑いのカイブツ』、5月公開の『鬼平犯科帳 血闘』にも出演していました。CMも神木隆之介と共演するauの“意識高すぎ!高杉くん”や、有村と一緒に伊藤園の“お~いお茶”にも出ています」

 松本は事務所の先輩である有村との共演が少なくない。

「彼女の名が知られるようになったのも、有村がヒロインを務めたNHKの朝ドラ『ひよっこ』でしたからね。かつてはバーターで出ている感じがありましたが、最近はそれもなくなりました。それがフラームの戦略のようです」

 戦略とは?

「まずはNHKの朝ドラに出演して女優として名を上げ、事務所の先輩と共演しつつ活動の場を広げていくというものです。戸田も子役の頃に朝ドラ『オードリー』に出演しましたし、有村も『あまちゃん』で小泉今日子の少女時代を演じたことで注目されました。松本もまさにその路線で行っています。実はフラームのイチ押しは、有村ではなく松本だったそうです」

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