趣里のドラマに「キャンディーズ」と「ピンクレディー」に大興奮 母親譲りのダンスに圧巻の声
小悪魔のような名演技
俳優の趣里が主演を務めるフジテレビ系“月10”ドラマ「モンスター」(月曜午後10時)の評判が高まっている。見逃し無料配信動画サービスTVerの第1話再生数は200万を突破し放送業界の注目を集めた。お気に入り数は第2話が放送された21日は53万人だったが、25日現在では60万6000人と急増。20日に初回が放送されたTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)の同58万1000人を上回る勢いを見せている。(※以下、ネタバレを含みます)
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主人公は、高校生の時に司法試験に一発合格した弁護士の神波亮子(趣里)。常識にとらわれず感情を排除して相手と向き合いゲームのように、法廷に立ち向かう異色の法廷ドラマだ。魅力は何といっても趣里の小悪魔のような名演技だ。
秋の連続ドラマをウォッチングしている放送ライターがこう振り返る。
「第1話では、部下の女性社員をパワハラ・セクハラで自殺に追い込んだ男性上司を法廷で一喝。気持ちいいくらいの迫力で責任を追及し、有罪へと追い込みました。第2話でも、芸能プロ社長の盗作を理路整然と立証していく姿が爽快でしたね。神波亮子弁護士は服装に無頓着でジャケットを着ても、中のシャツの中央が曲がっていたり上着の外に出ていたりしています。エリート然としておらず被害者に寄り添う姿に、共感を寄せる視聴者が多いのです」
その第2話では、往年の視聴者を大喜びさせる場面が登場した。女性アイドルグループ「ハッピー☆ラビット」の古参ファンだという寺田晃司(本多力)が、法律事務所を訪れライブ会場を出禁になったと泣きつく。その直後、寺田の推しであるシホ(なえなの)が手がけた新曲の歌詞に盗作疑惑が持ち上がり、法廷闘争へ発展。裁判に勝つため寺田の下へ駆けつけた亮子は、“誠意を見せる”ことに……。その“誠意”というのがアイドルに扮装してダンスすることだった。
「趣里はキラキラ衣装を着て愛嬌を振りまくなど、まるで現役アイドルのようでした。この姿に趣里の母親の伊藤蘭が所属していた3人組ガールズグループ・キャンディーズを思い出した中高年男性は多いはず。異彩を放つ弁護士に扮する趣里の小悪魔のような役柄についても、1977年3月に発売されたキャンディーズの13枚目のシングル『やさしい悪魔』を彷彿とさせますね。
ちなみに70年代の日本の歌謡界でキャンディーズの最大のライバルだったのが、ミーとケイで作るピンクレディーで、78年6月に発表してミリオンセラーを記録した楽曲が『モンスター』。くしくもドラマのタイトルと同じのため、一部ファンからは“キャンディーズ”と“ピンクレディー”の共演が実現したようだ、との声も上がっています」(前出の放送ライター)
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