中日・落合監督の“非情采配”に賛否 日本シリーズ「まさかの交代劇」から5年後に起きた歓喜の瞬間
10月26日に幕を開けたプロ野球日本シリーズ。今年で75回目を迎える頂上決戦の長い歴史の中で、完全試合が達成されたのは、2007年の中日2投手の継投による1度だけ。その試合では、8回までパーフェクトを続けていた山井大介が、完全試合まであと3人という9回に交代を告げられる“非情采配”が賛否両論を呼び、今なお記憶に残るゲームとなった。【久保田龍雄/ライター】
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同年、入団5年目の山井は、中日が3勝1敗と日本一に王手をかけたシリーズ第5戦で、先発のマウンドに上がった。...