「マイナス20度」で朝食を作ったら“予想外の大ピンチ”に…「南極料理人」が明かす「極限体験」365日
南極観測隊でこの4月まで1年間、調理人として勤務した中川潤さん(41)。前編では、南極に向かうまでの苦労、そして極限空間で隊員28名の胃袋を満足させた体験談について詳述した。後編では、やがて訪れた厳しい冬、そして隊員同士の人間関係について記す。
【西牟田靖/ノンフィクション作家】【前後編の後編】
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宇宙船の中での生活を描いたSFや、無人島に大人数で取り残されたサバイバルなど、閉鎖空間を描いた映画を見ていると、仲間同士で恋が芽生えたり、仲間割れして対立する様子が描かれたりしがちだ。...