「子どもは諦める」39歳の時に覚悟のグラビア 44歳・熊切あさ美「老人ホーム貯金はしています」

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飛行機の予約ができない

――最近、芸能界では独立や移籍の流れがありますが、それも影響していますか。

 私は10代という早い時期にデビューをしているので、全部のことを事務所やマネジャーにやっていただいていたんです。ですので、いまだに飛行機の予約とかを自分でできないんですよ。友達と旅行に行くときも友達にお願いしています。

 だから、自分でやる人はすごいなと思っています。私は、自分のことを営業してくださる事務所じゃないと埋もれてしまうなと思って、移籍という形を取りました。

――何か具体的な活動はありますでしょうか。

 今回初めて、自主出版という形でカレンダーを出す予定です。出版社さんを通すと、今までやってきた以上に、際どいものを求められてしまうなと思って、そういう形になりました。まだ、打ち合わせしている最中ですが、セルフプロデュースでファッション性の高いものになりそうです。

――ほかに、何かされていますか。

 いろいろ不安もありますが、トレーニングなど今できることをやっています。最近は海外ロケがあった時にも対応できるように、英会話を習い始めました。中国語も勉強していて、将来は台湾などに活動の場を広げられたらなと思っています。

――プライベートでの変化は何かありますか。

 今は独身を楽しんじゃっています。子どもを産むか産まないかの選択がありますが、自分の中では、子どもはもう大丈夫かなと思っています。そこに諦めがついたので、1人のほうが楽だと思うようになりました。

――その決断はいつしたのでしょうか。

 39歳でグラビアに再挑戦した時です。それぐらいの覚悟を持って挑みました。

子どもは大好き

――子どもは好きなのでしょうか。

 子どもは大好きで、他人の子もかわいいと思えるんです。妹が産んでくれて、その姪っ子や甥っ子をかわいがっています。

――今後はどのように生きていきますか。

 パートナーは欲しいですね。男の人じゃなくてもいいです。友達とかでもいいかなと思っています。

――将来に向けての準備はしているんですか。

 老人ホーム貯金だけはしています。東京からそれほど遠くなくて、妹とかが会いにきてくれる距離にある老人ホームに入りたいと思っています。

――改めて、今後どのような活動をしていきたいか教えてください。

 今までは引かれたレールを歩いてきただけな気がするんです。自分がこれをやりたいっていうものを言えなかったんです。今後は自分のやりたいことを事務所の方と相談して進んでいきたいなと思います。

 第2回では、芸能界デビューのきっかけを涙ながらに語る。

熊切あさ美
1980年、東京都杉並区出身。1998年、アイドルグループ「チェキッ娘」でデビュー。女優やタレントとして活動する。

デイリー新潮編集部

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