「袴田さんが10歳若ければ控訴したはず」…死刑執行を防ぐ契機を作った世田谷区長が指摘する「検察のメンツ」

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 10月8日、東京高検が控訴を断念したことで、袴田巖さん(88)は逮捕から58年ぶりに無罪が確定し、43年ぶりに死刑囚という法的身分から解き放たれた。1966年に静岡県清水市(現・静岡市清水区)で起こった味噌製造会社の専務一家殺害事件をめぐり、巖さんと姉のひでこさん(91)の戦いを追う連載「袴田事件と世界一の姉」。その47回目は再審裁判を傍聴してきた地元の若い女性と国会議員として袴田さんの命を救った人物を紹介する。【ジャーナリスト/粟野仁雄】...

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