放映権料「2億円」でも元が取れる? 大谷翔平「新居報道」謝罪でも「ワールド・シリーズ」独占放送「フジ」の鼻息

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最も野球に詳しいプロデューサー

 今回、フジが放映権を獲得できたのは、民放の持ち回りが“たまたま”今年はフジだったからと報じられている。

「とはいえ、それも運の強さゆえかもしれません。フジは意外とスポーツの大一番で強さを発揮することがあります。プロ野球では1994年の巨人×中日のセ・リーグ優勝を懸けた“10・8”を中継して48・8%を記録したり、サッカーでも2002年のW杯日韓大会で日本が初勝利を挙げたロシア戦を中継して66・1%という最高記録を持っていたりします。また、78年から81年まで『アメリカ大リーグ実況中継』という番組でメジャーの公式戦を実況中継していました。78年と81年にはワールド・シリーズのドジャース×ヤンキースも放送していたんです。むしろフジが放送するのが相応しいかもしれません」

 今回のドジャース×ヤンキースは、1981年以来、43年ぶりの対決である。

「フジのプロデューサーは藤田真弘氏です。彼は広島県の野球の名門・広陵高校の野球部出身で、2年生だった2002年から春夏4期連続で甲子園に出場しています。3年生の時には主将としてチームを率い、春の選抜では決勝で本塁打を放ち、横浜高校を下して優勝しました。その後、明治大学に進学し、硬式野球部の主将を務めました。おそらく、いや、間違いなく、フジで最も野球に詳しいプロデューサーでしょう。アメリカからの中継とはいえ、彼がどんな番組を作るかにも注目しています」

デイリー新潮編集部

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