宝の持ち腐れ? 「仲里依紗」待望の登場も“ギャル封印”で「おむすび」に救世主はいつ現れる?

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 NHKの朝ドラ「おむすび」が第4週に入り、ついに仲里依紗(34)が演じる“伝説のギャル”こと米田歩(あゆみ)が登場した。これまでのストーリーが地味だっただけに待望の登場だったのだが……。

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 第3週のラストとなる10月18日の放送は、ヒロイン・橋本環奈(25)が演じる米田結(ゆい)の姉・歩が「ただいまあ、結ぃ」と糸島に帰ってきたところで終了した。SNSでは「待ってました!」という喜びや驚きの声が相次ぎ、Xでは「仲里依紗」がトレンド入り。この日の視聴率は13・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)を記録した。

 週が明けた21日、改めて登場した歩はロングの黒髪で服装も地味、これまで写真で登場した“伝説のギャル”とは打って変わった姿だった。この日の視聴率は13・2%と少しだけ上がったが、翌22日は12・7%と再び12%台に。あれほど期待されていたのに、なぜ数字は落ちたのだろう。民放プロデューサーに聞いた。

「『おむすび』の視聴率は初回16・8%が最高で、第2週には14%台、第3週には12%台と右肩下がりです。数字が落ちたのは、これまでの“ギャル編”の不評に尽きると思います。結とルーリー(みりちゃむ=22)らが結成したハギャレン(博多ギャル連合)の関係性に共感できない。ストーリーの展開が遅く、ドラマに入り込めない――。そんな視聴者が少なくなかった。そのため、これまで何度か話には出てきた仲里依紗の“伝説のギャル”が見たい、彼女ならこの流れを変えてくれる、『おむすび』も面白くなるはず、という期待感があったのだと思います」

 ところが……

ギャルでない仲里依紗

「帰郷した歩にギャルの面影はなく、むしろギャルに対して異常とも言える嫌悪感を抱いていました」

 ハギャレンに対して「てか、ギャルとかもうやめな。チョー、ダサいから。あとその、ハギャレンて死ぬほど恥ずいから、とっとと潰しちゃいなよ」と言い放ったのだ。

「仲の演技は今年1月期の『不適切にもほどがある!』(TBS)でも評判になりましたが、笑いやユーモアが感じられ、コメディエンヌとしての評価も高い。個性的なキャラがはまる女優という印象です」

 せっかくの仲の登場も起爆剤とはならなかったようだ。“伝説のギャル”はピッタリだったはずなのだが、

「22日からは、姉妹が子供の頃に暮らした神戸時代の話に移ってしまいました。もちろん、歩も結も子役が演じています。『おむすび』はストーリー展開が遅い割りに時代を行ったり来たりすることが多いので、なかなか話が進まないことも視聴者を飽きさせる原因だと思います」

 さらに大きな問題があるという。

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