「室内でもサングラス」「乳がんが発覚しホルモン療法を」 上皇后さま、ここ20年の“ご不調”… 今回の骨折のリハビリで重要なポイントは

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原因不明の微熱

 この直後、上皇后さまは両目の白内障手術に臨まれている。かねて“ものが見えづらい”との症状がおありだったのだが、上皇さまのお世話に専念なさっており時間が確保できず、手術は先延ばしになっていた。そして、

「19年8月には定期健診で左胸乳腺に腫瘤が見つかり、精密検査の結果、早期の乳がんと判明。東大病院で腫瘍摘出手術を受けられてステージIと診断され、ホルモン療法が続けられてきました」(前出のジャーナリスト)

 また20年の春ごろから、朝方は正常でありながら午後になって37度台の微熱が出る状態が見られ、こちらは原因不明のまま現在に至っている。一方で最近のご体調については、

「一昨年8月、右ふくらはぎに血栓ができる『深部静脈血栓症』と診断されましたが、現在はひとまず落ち着いておられます。また今年6月には新型コロナウイルスに感染。咳などの症状が見られたものの、快復されています」(同)

 というのだ。

常にサングラスを

 もっとも、さる宮内庁関係者が明かすには、

「お年を召されたことで、お体の器官にも相応の衰えがうかがえます。白内障の手術以降、明るい場所がおつらくなり、サングラスが手放せなくなりました。現在は室内でもおかけになっており、来客の際にはお部屋を暗くした上で外されています。また人と対面なさる時には、補聴器が欠かせなくなりました」

 とりわけ足の痛みは数年来、際立っていたという。

「上皇后さまは日頃、周囲に『痛い』『つらい』などと口にされることはありませんが、車の乗り降りの際などは、大変おつらそうなご様子でした。痛みのため、歩かれる際には足運びもままならず、段差のある場所では細心の注意を払われていた。ご症状は5年ほど前からいっそう進み、ご訪問先の建物に急な勾配の階段がある場合など、お出ましをためらわれることもあったのです」(同)

 後編【「悠仁さまとの“交流”が減ってしまう」 上皇后さま骨折で「帝王学」の伝授に影響が出るという意外な理由】では、上皇后さまの骨折が悠仁さまの“今後”に影響するという意外な理由について報じている。

週刊新潮 2024年10月24日号掲載

特集「90歳目前に右大腿骨骨折で手術 上皇后さま本当のご体調」より

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