「気になってます」「またぜひ会いたいです」“初対面で熱烈アタック”から1年足らずで入籍 城達哉さん&水口真由さんの結婚ウラ話

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わずか2時間の逢瀬のために

 1週間後、東京から仕事で岩見沢市を訪れた達哉さん。片道1時間かけて札幌の彼女に会いに行った。わずか2時間の逢瀬のために。

 その後、互いの気持ちが高まる中、真由さんはしびれを切らし、「今、気になってる人とかいるんですか?」と直球LINE。「(真由さんのことが)気になってるけど、そんなストレートに聞く?」と達哉さん。翌10月、真由さんがレッスンで東京を訪れた際、お台場で初デートし、「(真由さんが)思っている以上に好きだよ」と達哉さんが伝え、めでたく交際スタートと相成った。

 翌日、達哉さんは真由さんを羽田空港まで送りがてら、「遠距離(恋愛)になるけど大丈夫?」と聞いた。彼女が思い返すには「本格的に男性とお付き合いしたことがなかったので、電話しているだけでも楽しくて、そういう人がいてくれることのほうがうれしかった」。

 今年3月には沖縄の石垣島と竹富島へ。東京から一緒に飛行機で飛んだが、真由さんいわく「空港はいつもお別れの場だったので、一緒に飛行機に乗れるだけでもうれしかった」。

「世界で一番愛してます」

 心の距離は縮まれど、音楽活動では人脈や人間関係も大切で、拠点を簡単には変えられない。それでも達哉さんは「真由さんのことが大事」とプロポーズ計画を始動させる。

 7月16日。洞爺湖の花火大会で湖畔の旅館に1泊。真由さんは青色が好きなので、達哉さんは青いバラ12本を用意し、タイミングを探った。事情を察した旅館の男性従業員が「いつバラを箱から出しましょうか」と聞いてくれたが、どうも達哉さん以上に緊張の面持ちだ。「応援をもらった感覚で緊張が和んだ」(達哉さん)。花火大会から部屋に戻り、「世界で一番愛してます。結婚してください」と青いバラを手渡した。

 予期せぬ出来事に一瞬固まった真由さんも「する! する!! 私も好き!!」と素のリアクション&浴衣姿でハイテンションに。わずか3日後、二人で住める家を探し始めた真由さんが、札幌郊外に気に入った物件を見つけて購入を決意。ローンを組む際の保証人に彼がなる必要もあって入籍した。かくて東京と札幌、二拠点での夫婦生活を開始する。

 現在フリーランスの達哉さん。今後は北海道での仕事を増やし、月に1週間程度は札幌の家に滞在するつもりだ。新居でピアノ教室のほかバイオリン教室を開きたいという夢も。「子どもにも音楽をやらせてみたい」という。どんな楽器を手にするのか楽しみである。

週刊新潮 2024年10月24日号掲載

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