美人女医は「たった4日」で代議士候補に 自民党比例単独名簿は「女性と若者を相当意識している」
いわゆる裏金問題で、12人の公認を外し、34人の比例重複を認めなかった自民党。処分を受けた小選挙区の候補者たちに比例復活のセーフティーネットはなく、それゆえに、今回の総選挙はおのずと「比例単独」の候補者に注目が集まる。
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「今回の比例単独の名簿は、女性と若者を相当意識しています。76人中、女性は31人。年齢別で見ても40歳未満が14人で、5人は20代です。これまでは組織票を持った業界や地方の“顔役”が多かったので、ずいぶんな変わりようです」(政治部記者)
履歴書も作文もナシで候補に
ということで、変わったという顔ぶれを見てみよう。紹介する三人はいずれも自民党の比例単独名簿に載る候補者たちである。
松野未佳(みか)さん(29)は、慶大卒で、2016年にミス日本にも選ばれた女性。前回の総選挙でも比例名簿に名を連ね、今回は東京ブロック26位。
なにより、彼女の父親は、かつての民主党政権で官房副長官を務めた松野頼久氏(64)であり、祖父は故松野頼三氏。野党時代が長かった父親と違い、与党・自民党からの出馬を選ぶのには彼女なりの理由が。
「父の姿を見て、政治で社会に貢献したいと考えていました。ただ野党時代が長かった父を思うと、何か物事を変えるためには、やはり政権与党に入るべきだと、自民党女性局の政治塾に入って勉強をしてきました」
続いて、三輪綾子さん(40)は、東京・銀座で産婦人科を開業する医師だ。なんでも、三原じゅん子・子ども政策担当相に、自ら名簿登載を申し出たのだとか。それからわずか4日で北海道ブロックでの登載が決定した。順位は13位。
「子宮頸がんワクチンの普及など、女性のヘルスケアの向上を目指し活動してきましたが、どうしても政治の力が必要だと思うようになり、今回のチャンスをいただきました。履歴書や作文などの提出も特にはなかったですね」
モデルや芸能人といったキャリアがあっても不思議はないが、“そんな経験はない”とのこと。
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