なぜか「育児本」に書かれていない“親に必要なもの”とは? 「ネットで一番数字を持ってるライター」ヨッピーさんが明かす子育てハック

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演説をぶちかまされて

 そのせいで「結局自分がやるしかない!」と全部抱え込んでしまって、更にハードルがあがってしまう、というケース。

 僕も奥さんも割とこういうこだわりは無いタイプなのですが、「子どもが安心して食べられる、お砂糖不使用・天然酵母の手作りお菓子作り教室」みたいなのを主催している知人に、「いかに世の中の食品が添加物まみれか」みたいな演説をブチかまされた事がありましてね。

 その際は「この調子だと子育てが大変そうだな」などと思いつつ、「お、おう」みたいな、微妙な反応をしてしまいました。

 別にこだわること自体が悪いわけではないのですが、お部屋の状況、子どもの食事、遊びに運動、教育その他、こだわればこだわるほどその分だけ子育てのハードルがあがってしまう事は理解しておきましょう!

(3)「助けて」って言えない人

 次は責任感が強く、「私がしなくちゃ」という意識を強く持ちすぎているせいで困った時に「助けて!」と適切なSOSが出せない人です。

 子どもが小さいうちは夜泣きなどの対応に追われて睡眠不足になりがちですし、睡眠不足が積み重なるとメンタルにもかなり悪影響を及ぼしますので、本来であれば「このままだとまずいぞ」というタイミングでパートナーなり行政なり、周囲に「助けて」というSOSを出すべきなのですが、それを我慢したせいで本当に自分が倒れるまで周囲が気付けなかった、みたいな事になりかねません。

元気なゴリラ

 最近は夏の体育の授業や部活の時に、顧問の先生が「つらくなったら無理せず早めに言えよ!」と言うようになっているそうなのですが、熱中症の時と同じで「もう無理!」ってなったタイミングだと既にけっこう危険な状態だったりします。無理をせずSOSは早め早めに出すべきですし、パートナーの人はそのSOSを邪険にしたりせず、適切に対応するようにしましょう。

 ちなみに僕はめちゃくちゃ頭痛がして死にそうなくらい痛かったのに、「まあいけるやろ」の精神で普通に仕事してたらぶっ倒れて救急車で運ばれる羽目になった事があります(脳炎だった)。くれぐれも早めのSOSを心がけましょう。

(4)体力が無い人

 僕は子どもが生まれるにあたって育児本をたくさん読みましたが、この「親の体力」に言及している本には出会った事がありません。でも育児経験がある人なら「育児は体力勝負である」という部分についてはかなり賛同を得られるのではないでしょうか。これはもっともっと周知されるべき事項ではないかと思っています。

 例えば「土日は昼まで寝てないと体力が回復しない」というモヤシっ子タイプの人(けっこう居ますよね)と、「土日でも朝から元気に活動してるよ」という元気なゴリラ。子育てにおいてどちらが有利かと言うと、当然元気なゴリラです。

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