なぜか「育児本」に書かれていない“親に必要なもの”とは? 「ネットで一番数字を持ってるライター」ヨッピーさんが明かす子育てハック

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 ヨッピーさんといえば、ネットメディアを中心に活躍するフリーランスライター。取り扱うジャンルは多岐に亘り、彼の記事を心待ちにしているというファンも多い。そんな“ネットで一番数字を持っている男”が今回、初の子育て本を上梓。ヨッピーさんが見つけた数多ある「育児本」に書かれていない、子育ての意外なヒントとは――(全2回の第1回)

領収書をビリビリに

 最近、『パパもママも必読!子育てがラクになるノウハウを集めた育児ハック』(KADOKAWA)という育児本を書きました。そして本を出版するにあたって周囲の子育て中の人々に「どういう事に困ってる?」とか「工夫してる事を教えて!」など色々ヒアリングを進めたのですが、その際に「どうも、子育てに苦労している人にはこういう傾向があるな」というものをあれこれ発見したので書きたいと思います! 何かの参考にしてください!

(1)きれい好きな人

 育児経験がある人ならこの時点で「あーーー、わかる!」と思うのではないでしょうか。子どもが居ると、とにかく部屋が散らかります!

「やーーめーーてーー!」という親の絶叫を聞きながら、ゲラゲラ笑って洗濯物をひっくり返す子どもに手を焼いた経験は一度や二度ではないはず!

 僕も、とっておいた領収書をビリビリに破かれてしまった時はヒザから崩れ落ちました。

 オモチャのたぐいも増えるし、2歳児くらいになるととにかく手あたり次第しっちゃかめっちゃかにしてしまうので、きれい好きな人がこういった状況に遭遇すると、「掃除してもすぐ子どもが散らかすから無限に掃除が終わらない!」みたいな悪循環に陥ってしまいます!

こだわりがあるせいで

 更に、「毎回お風呂や洗い場をゴシゴシ洗って掃除しないと気が済まない!」みたいなタイプの人と、「とりあえずザッと流すだけで、ゴシゴシ洗いは週末だけ」みたいなタイプの人、どちらの家事が大変になるかというと当然前者になりますので、きれい好きな人はそれだけ家事に時間をとられて子育てに余裕が無くなります!

(2)こだわりが強い人

「育児とはこうあるべき」
「家庭とはこうあるべき」

 といった、いわゆる「こだわり」が強い人ほど育児のハードルがあがります。例えば、

「子どもの食事は無農薬の野菜を使って毎回手作りで」

 というこだわりがある人と、「時間が無い時は冷凍食品でもいいか」と、ある程度妥協している人を比べれば、先ほどと同じように前者のほうが確実に時間を取られます。

 更に、「きれい好き」な人も含めてこういう人の難しいのは「こだわりがあるせいで、他の人に頼れない」というパターンにハマってしまいがちなところです。自分と同じレベルで家事・育児をこなせない人に、自分の子どもを任せることに抵抗があったりするんですよね。

 ずっと子どもに手作りのご飯を食べさせてきたのに、パートナーが冷凍食品をチンしたものを子どもに食べさせようとしてたら「ちょっと待って!」ってなるでしょうし。

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