“最も落選リスクが高い大臣”牧原秀樹法相が大ピンチ 地元議員が「統一教会問題の責任を押しつけられた」と反発 頼みの綱は公明党か
初日から「比例は公明党で」と連呼
さらに笑い種になっているのが、牧原氏が今回配っている選挙ビラである。ビラには次のような美辞麗句が書き連ねられている。
〈政策こそすべて 与野党力を合わせ〉
〈与野党が悪口を言い合う政治から、共に力を合わせる新しい政治を目指します〉
「どの口がそう言うんだとみんな言っています。十年以上前に発覚した、枝野氏が革マル派と繋がりがあったJR系労組から献金を受けていた問題をネチネチと攻撃し続けてきたのは牧原氏です。しかも、こんなビラを撒いているそばから『この選挙区で経済政策を語れるのは私しかいない』などと枝野氏を刺激するようなことを言っていますしね」(立憲民主党関係者)
SNSでも〈誹謗中傷も人生最大に受けています(胸ぐらを掴まれたり、つばを飛ばされたりする暴力は今回はありません)〉などと訴えているが、
「自分が問題を抱えるや否や、悪口や誹謗中傷はやめようは都合が良すぎる」(同)
この窮地に救いを求めた相手はやはり、“巨大宗教団体”を母体とするあの政党だったようだ。
「いつも選挙の終盤戦でヤバくなってきてから『比例は公明党でお願いします!』と絶叫し出すのですが、今回は初日から叫んでいます」(前出・地元記者)
枝野陣営は「今度こそ叩き潰す」
一方、追い風が吹いている枝野氏は今回こそはとの意気込みだ。
「前回は党首だったため全国の応援に回らなければならなく、3時間しか地元に入れなかったが、今回は最終日までに4日間地元に入るスケジュールで動いています。”今度こそ息の根を止める”といった構えです」(前出・立民関係者)
選挙ビラで〈この地区からは歴史上初めての法務大臣〉になったと自信満々に訴えている牧原氏だが、はたして選挙後も大臣の椅子に座っていられるか。
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