ひいきチームのファン対立からパレスチナ紛争まで… 人を争いへと誘う「悲しき性」をシカゴ大教授が解説

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「自分はこう思う。相手もきっと同じだろう」「向こうも自分と同じだけの知識を持っているはずだ」……。シカゴ大学教授のクリストファー・ブラッドマン氏は、こうしたバイアスを「誤った投影」と呼ぶ。今日まで続く様々な争いの背景には、この「誤った投影」があり、時に事態を長引かせ、暴力の連鎖を引き起こす。その根底にあるメカニズムとは――。

(前後編の後編)

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※この記事は、『戦争と交渉の経済学 人はなぜ戦うのか』(クリストファー・ブラットマン著、神月謙一訳、草思社)の内容をもとに、一部を抜粋/編集してお伝えしています。...

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