「Koki,」主演リメイク映画は成功するのか 関係者から「成功がほぼ約束されている」との声が出る理由
「牛首村」でデビュー
Koki,と言えば、2022年公開の主演ホラー映画「牛首村」(清水崇監督、東映配給)で俳優デビューしたことで知られるが、興行収入は5億6000万円と恐怖の村シリーズ1作目の「犬鳴村」(20年)の14億円、2作目の「樹海村」(21年)の7億円に届かなかった。「牛首村」主演への抜擢に「親のコネ」「七光り」などと中傷する声も上がったが、今回の「女神降臨」については大ヒットを予想する声が多い。その理由はKoki,と韓国ドラマ版で主人公を演じたムン・ガヨンとの類似性にあるという。
「まず、Koki,とムン・ガヨンは驚くほどビジュアルがそっくりです。身長はムン・ガヨン169センチ、Koki,170センチとほぼ同じ。ドイツ育ちのムン・ガヨンは英独韓のトリリンガルというグローバル女優。インターナショナルスクール出身で英仏日が堪能のKoki,も似た雰囲気をまとっています。
インスタフォロワー数は『女神降臨』効果で爆発的に伸びたムン・ガヨンの1345万人に対し354万人と大きな開きががありますが、日本版『女神降臨』が劇場公開後に世界配信されれば一気に伸びるでしょう。監督は、映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(2014)などの話題作で知られる星野和成氏。実は、星野監督はこの夏クールにテレビ朝日系で放送された韓国ドラマのリメイク『スカイキャッスル』の演出も手掛けるなど韓国作品に精通しているので、Koki,の魅力を存分に引き出せるはず。Koki,にとっても、成功がほぼ約束されている日本版『女神降臨』への出演は賢い選択だと思います」(前出の放送ライター)
この作品でハードルが高いのが“すっぴん”だ。原作コミックも韓国版ドラマも主人公が美女に変身する前の素顔が詳細に描かれた。しかしKoki,にためらいはないようだ。YouTubeで公開されている予告編でKoki,はニキビだらけのあばた顔とメイク後の美人顔を堂々と披露している。
配給のソニー・ピクチャーズエンタテインメント関係者は「Koki,自身、『劇中では本来みんなが隠したがるすっぴん姿を全力で披露しました』と公式ホームページでPRしていますし、すでにインスタグラムでもけっこうすっぴん顔を披露しています。女優やファッションモデルの多くはイメージが悪くなるため素顔をさらすのを敬遠しますが、『しゃべくり007』でKoki,は変顔を含め飾らないお茶目な表情を連発していました。さすがの度胸はやはり親譲りですね。今となってみればなぜホラー映画で女優デビューを決めたのか不思議です」
前編となる「女神降臨 Before」は2025年3月20日、後編となる「女神降臨 After」は同年5月1日に2作連続公開される。「牛首村」の雪辱なるか――。