「江戸の一日」が大バズリの女性歴史系YouTuber 「浮世絵」で当時の“不倫”や“夜”までも表現
庶民の衣食住や日常
――浮世絵で当時のことを知ることができるのでしょうか。
浮世絵は庶民向けに描かれたものが多く、貴族や上流階級の生活ではなく、庶民の衣食住や日常が描かれています。だからこそ、当時の生活をリアルに知ることができます。
――本の中でも、そうした当時の生活を紹介しています。
はい、本の中では当時の江戸の生活が描かれている浮世絵を通して、江戸時代の人々の日常を紹介しています。
――本の中で特に見てほしいポイントはありますか。
夜の江戸の生活ですね。江戸時代には油やろうそくが普及して、夜の活動時間が劇的に増えました。例えば、お月見イベントの浮世絵では、夜でも多くの人々が外出して飲食店が賑わっている様子が描かれています。江戸時代では、すでに夜でも安全に外出できる文化があったことがわかるんです。
――中には、不倫に関する記述もあります。
浮世絵に書かれてあるのは、当時の人たちが知りたい話です。当時から、誰と誰が不倫したという話は、やっぱりみんなが知りたい話ということなんですよね。
――改めて、本の見どころを教えてください。
手に取っていただいたら楽しさは絶対わかると思います。パラパラっと見てみてください。このフルカラーで、当時の衣食住、庶民の暮らしを追体験できます。まるで自分が江戸の一日を体験したかのような感覚になると思います。浮世絵って、本当に「タイムマシーン」のようなんです。
第2回では、25歳で難関検定に最年少合格したことや、江戸時代、吉原遊郭の魅力について語る。