「シングルサイズの部屋で23万円」 松田聖子のディナーショー、宿泊付きチケットに「高過ぎる」の声
「ビジネスホテルのシングル1室分」
「14平米はビジネスホテルのシングル1室分ですね」
そう解説するのは、淑徳大学教授で旅行ジャーナリストの千葉千枝子氏。
「インバウンドの増加で需要が高まっている上、物価の高騰、さらに業界の人手不足などにより、ホテルの料金はこのところ上がり続けています。昨年と比較しても、一般的に今年は1.2~1.5倍、客室単価が上がっている状況です」
昨年と同じ部屋にすれば値上げは避けられない。値上げか“格下げ”か。苦渋の決断として、後者が選ばれたとみるのが妥当だろう。庶民を苦しめる景況が、思いがけず聖子のショーにも影響を及ぼしているわけだ。
ショーの問い合わせ窓口となっているホテルに、事の次第を尋ねるも、
「当ホテルからの回答は控えさせていただきます」
「“聖子ちゃん、ありがとう”と思うファンが多い」
先の古参ファンが言う。
「客室については昨年と同じグレードを期待すると“なんかちがう……”と感じるかもしれませんが、そもそも熾烈(しれつ)なチケット争奪戦の末に、聖子ちゃんを観られるのがありがたいこと。部屋のことで文句なんか言えば、行けなかったファンに怒られます。値上げされなくて“聖子ちゃん、ありがとう”と思うファンが多いと思いますよ」
ファンの間で「一般チケットより良い席にしてもらえる」とウワサの宿泊付きチケットは、今年も発売日に売り切れ。この勢いで“不況”を乗り切れるか。
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