“名古屋・元女子大生頂き女子”座談会 被害男性3人にズバリ聞いた「ネット民からの“過去に執着するな”の批判をどう受け止めている?」
なぜ騙された側が批判されるのか
記者 CさんはAさんBさんに対する批判コメントに対してどう思いましたか。
Cさん 私が世間に言いたいことは、我々にはやましいところが全くないということです。少なくとも私は加藤を年齢で選んだつもりはないし、下心もなかった。真面目に婚活している中で、紛れ込んでいた悪い女に騙されただけの話です。
Bさん 私も批判的に我々を見下す連中には、「お前らだって騙されたかもしれないよ」と言いたいです。徐々に距離が近づいて信頼関係ができ、とてもいい雰囲気になった女性に「あなたしかいない」と頼られた経験のある人にしかわかりません。助けてあげたい、男気を見せないといけないと思ってしまうのです。
Aさん 「頂き女子」の事件だから面白おかしく注目されるわけですが、人間の欲求が密集するコミュニティにおいては必ず騙す側が現れるのだと思います。他人事だと笑っていると、いつ何時騙される側に立たされるかわかりません。私はバカにされても構わないのでこれからも取材を受け続け、より多くの人に私の受けた被害を知ってもらいたいと思っています。そして騙された73万円を必ず加藤から取り返すつもりです。まだ被害に遭われて泣き寝入りしている方がいれば、諦めずに警察に相談して欲しいとお伝えしたいです。
前編ではCさんが裁判を傍聴し、AさんBさんと知り合うまでの経緯や加藤被告と初デートして15万円を貸した場面などについて伝えている。