「石破さんが登記をサボるのは許されない」 石破首相はなぜ地元の豪邸を登記していない? 専門家が解説

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「登記の扱いは熟知しているはず」

 登記簿を精査すると、石破氏は小切手債権などの担保として、地元銀行に対し、合わせて1億2000万円を限度額とした根抵当権を土地建物に設定しており、いつ起こるかも分からぬ選挙など、政治活動にも使える“実弾”を動かせる権利を有している。

 いわば政治活動の原資ともいえる土地や建物の権利関係を、正確に反映していないことにもなろう。

 ジャーナリストの松田光世氏は、こう指摘する。

「三井銀行の行員を経て政界入りした石破さんは、登記の扱いは熟知しているはずです。実態と異なる状態を放置していいはずがありません」

 改めて石破氏に問うと、

「資産報告は政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律に則り、適正に報告しております。登記移転につきましては、地元の司法書士と相談しながら行いたいと思っております」(石破茂事務所)

 前編【「33年前に他界した人物が、石破邸の持ち主に」 石破首相の豪邸、相続したにもかかわらず登記されていない問題が】では、石破首相は地元・鳥取県鳥取市にある豪邸を母から相続しているはずにもかかわらず、未登記である問題について報じている。

週刊新潮 2024年10月17日号掲載

特集「遺産相続で“禁断の掟破り”が発覚 石破首相の言行不一致が見苦しい」より

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