川端康成「ノーベル文学賞」から3年半後の悲劇…自死したマンションの住み心地を購入女性が語る
ちょうど56年前の1968年10月17日、川端康成が日本人初のノーベル文学賞を受賞した。この快挙に日本は喜びの声であふれたものの、それから3年半後にまさかの訃報。仕事場として購入していた部屋で、遺体となって発見されたのだ。遺書はなかったが、発見時の状況から自死とされている。
その部屋は神奈川県逗子市の逗子マリーナにある。一歩入ると、南欧のホテルのように白で統一された室内。バルコニーの下にはヨットが並び、海の向こうに江の島と富士山が見える。文豪が最期を迎えたこの部屋が人手に渡ったのは2019年のこと。...