石破官邸が頼る「岸田首相だったら200議席割れ」シミュレーション

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自民は200議席を割る可能性がある

「それでも石破官邸は強気というか、そこまで弱気ではない、追い込まれていない。それは、前任の岸田文雄氏がかなり不人気だったことと大いに関係があります。岸田氏が首相時に解散に打って出たら“自民は200議席を割る可能性がある”との情勢調査結果もあったからです。今はアンチ石破陣営も総選挙での勝利のために一丸となっていますが、例えば自民単独での過半数に手が届かなかった場合、そういった陣営から首相の責任を問う声が上がる可能性がある。その場合に“200割れの危機から自民党を救った、選挙の顔として十分に期待に応えた”と主張することまで想定しているのでしょう」(同)

 現状、自公で30程度の議席を減らすことが想定されている。そうなっても敗北ではないと選挙後に石破首相が主張した場合、党内ではどのくらい「納得と共感」を得られるだろうか。

デイリー新潮編集部

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