「ノルマ超過分を裏金にしていた」と元議員が吐露 新たに特捜部が追う「自民党東京都連の闇」

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「特捜部の動向をキャッチして早期解散を進言した節が」

 先の政治部デスクが解散の背景を読み解く。

「石破首相は総裁選中、予算委員会の審議を経た上で解散を行うべきだとの考えを示していたにもかかわらず、早期解散にかじを切った。森山裕幹事長が菅義偉副総裁と相談のうえ、総裁選の余勢を駆ってすぐに総選挙になだれ込むべきだと進言したからです。その森山氏は特捜部の動向もキャッチして石破氏に強く早期解散を進言した節があります」

 確かに新執行部は、特捜部の捜査が選挙中に止まると見越したうえで、新たな疑惑が噴き出す前に早期解散に踏み切った可能性は否定できない。

 船員の信望を失った船長がかじを取る「石破丸」は、早くも重大な危機に瀕している。

 前編【自民党に新たな裏金疑惑! 「本丸は萩生田氏」 特捜部が水面下で自民党東京都連を捜査】では、水面下で進む捜査の舞台裏について報じている。

週刊新潮 2024年10月17日号掲載

特集「『安倍派潰し』では消えない『闇』 特捜部が狙う自民党都連“裏金疑惑”」より

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