「まともな組織がつくことはない」 斎藤前知事の出直し選挙の行方は… 強力な対抗馬も登場

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「まともな組織がつくことはない」

 さて、11月17日に投開票が予定されている出直し選挙はどうなるか。

「前回、斎藤知事というモンスターを生み出してしまった維新の責任は重く、候補者の選定が難航しています。その一方で早くも前尼崎市長の稲村和美氏(51)が、無所属で立候補する意向を固めたと報じられました。彼女はコメンテーターとして有名な前明石市長の泉房穂氏(61)が味方についているともいわれており、彼の出方次第では一気に最有力候補者となる可能性があります」(県関係者)

 斎藤氏については、

「彼の虚言に疑問を抱かない一部の人が勝手連的に応援するかもしれませんが、まともな組織がつくことはありません。本人は一人でも選挙に臨むと息巻いていますが、厳しい戦いとなるでしょう」

 言うまでもなく、出直し知事選には莫大な税金が投入される。再出馬するのは斎藤氏の勝手だが、自分のまいた種で、こうした事態になっているのは言うまでもない。結局、彼は自分のことしか頭にない、政治家には不向きな人なのである。

 前編【斎藤知事が主張する実績は「すべて容易に達成が可能なもの」ばかり 公用車の変更も「人件費やガソリン代が増加」】では、斎藤知事がこれまで声高に主張してきた実績のほとんどが、中身のない代物であったことについて報じている。

週刊新潮 2024年10月10日号掲載

特集「反省なき齋藤元彦前知事 『3つの虚言』」より

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