81歳現役女医が75歳で筋トレを始めた理由 毎日食べる「野菜スープ」作りのコツも解説

ドクター新潮 ライフ

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「二人の主治医」

 ですから更年期には、女性であれば産婦人科医だけでなく総合的に体を診てくれる内科医を加えて「二人の主治医」を持つこと、そして男性で不調があれば「男性更年期外来」を受診すること。このことを、これからの時代の「健康常識」として強くお勧めします。こうしたヘルスリテラシーを身に付けることで、人生100年時代の健康寿命は確実に延びるはずです。

 私自身も、筋トレ、温活、野菜スープ生活に励み、「100歳まで現役医師」の目標に向かっている真っただ中にあります。老け込んでいる暇などありません。

天野惠子(あまのけいこ)
内科医。1942年生まれ。東京大学医学部卒業。日本性差医学・医療学会理事。東京大学講師を経て、東京水産大学(現・東京海洋大学)の保健管理センター教授・所長に就任。性差を考慮した「女性外来」を日本に根付かせた。現在は静風荘病院(埼玉県)の特別顧問を務め、同院の女性外来を担当し、診療にあたっている。今年春に出版した『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』(世界文化社)が話題に。

週刊新潮 2024年10月10日号掲載

特別読物「81歳『現役女医』が実践する 『私の三大健康法』」より

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