【山崎豊子さん生誕100年】で異色の作品「横堀川」が上映 「国民作家」となる前夜に描かれた“船場三部作”の魅力
異色の映画が公開
今年は、作家・山崎豊子さんの生誕100年にあたる(1924年生~2013年没、享年89)。
大阪・船場の商家を舞台にした作品群からはじまり、やがて大学医学部や商社、銀行といった巨大組織に翻弄され、抗う人間の姿を徹底的に描いた。ほぼすべての作品が文庫化され、ロングセラーとなって現在も読まれつづけている。
また、山崎作品は、多くが舞台化、TVドラマ化、映画化されており、エンタメ界にとっても救世主的な存在であった。
そんな人気映画を5本集めた、《小説家・山崎豊子 華麗なる映画たち》と題する特集上映が、東京・千代田区の神保町シアターで開催されている(10月12日~11月1日)。...