「男」で紅白初出場から35周年へ 「久宝留理子」紆余曲折の歌手人生とライブの裏側
1993年3月のデビューから苦節3年半を経て、ついにシングル「男」で、ヒット曲を世に出した久宝留理子(55)。CM曲として多くの人の耳に届き、9月下旬という発売時期にもかかわらず、その年のNHK紅白歌合戦への出場も決まった。その後もライブを続けてきたことが、今を生きる糧になっているという。
(全2回の第2回)
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ヒット曲に恵まれず、デビューからの3年半は、実質的に無名だった。だがあれよあれよという間に「男」とともにその存在が世に広まり、生活は一変した。...