SNSで大人気「かわいすぎるビーバー」を巡って法廷闘争が勃発…全米が注目した「野生に戻すべきか」論争の意外な結末
「生まれた場所」に戻せば1年も経たずに命を落としてしまうだろう――。大統領選が間近に迫った米国で、「生まれ」と「育ち」に関する法廷闘争が勃発した。ただし、訴訟の主役は2歳のビーバー「ニビ」だ。「野生に戻せ」という当局の指示に訴訟で対抗した経緯が、米国内外で大きなニュースになっている。
事の発端は2022年5月、米マサチューセッツ州が大雨に見舞われたことだった。州の認可施設であるニューハウス野生動物保護センターは、雨上がりの路肩で生後およそ1週間の赤ちゃんビーバーを発見する。...