「戻ってきちゃいました!」 織田裕二「世界陸上」にやっぱり復帰の裏側 視聴率低下、“織田ロス”でTBSは「必要不可欠」と判断か

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 俳優の織田裕二(56)が“世界陸上”に帰ってくる。来年9月に東京・国立競技場で開催される第20回世界陸上競技選手権大会(東京2025世界陸上)のスペシャルアンバサダーに就任したのだ。だからといって、TBSが独占中継する「世界陸上」のメインキャスターとして戻ってくるわけではない……。

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 スペシャルアンバサダー就任は、10月5日土曜に国立競技場で開催された「みんなでつなごうリレーフェスティバル2024」で明かされた。

 同様にアスリートアンバサダーに就任した女子やり投げの北口榛花選手(26)、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手(25)、女子中・長距離の田中希実選手(25)、男子走り幅跳びの橋岡優輝選手(25)らとともに競技場に現れた織田は、開口一番こう語った。

「戻ってきちゃいました!」

 織田たちをアンバサダーに選任したのは一般財団法人東京2025世界陸上財団だ。アンバサダーが何をするのかといえば、大会公式ホームページによると《東京2025世界陸上の公式イベントへの出演のほか、マスメディア、SNS、陸上競技活動等を通じた情報発信など、幅広く活動していただきます》とある。

 早速この日から、織田はTBSの番組に出突っ張りとなった。夕方の「報道特集」でアンバサダー就任が伝えられると、続いて放送された生放送の特番「オールスター感謝祭24秋」にサニブラウン選手とサプライズ出演、世界陸上の東京大会が実に34年ぶりであることをPRした。さらに、他の芸能人らと名物企画の“重圧(プレッシャー)アーチェリー!”に参戦し、「キターっ!」と雄叫びの大サービスまであった。この日の最後は深夜のスポーツニュース「S☆1」で、国立競技場内の舞台裏の映像まで放送された。TBSは織田につきっきりだったわけだ。

「世界陸上」に必要不可欠

 翌6日の日曜、「サンデージャポン」のオープニングでは織田が爆笑問題に語りかけるVTRまで流された。さらに、この日の「S☆1」では“織田裕二VSアスリートアンバサダーSP座談会”まで放送。もちろん週明けの月曜は、TBSの情報番組がこぞって織田のアンバサダー就任を報じた。もはやTBSは、織田が「世界陸上」のメインキャスターに戻るかのように猛プッシュしているのだ。民放プロデューサーは言う。

「織田は1997年のアテネ大会から13大会連続で『世界陸上』のメインキャスターを務めましたが、2022年のオレゴン大会を最後に卒業しました。昨年のブダペスト大会は織田と元フジテレビの中井美穂アナ(59)のコンビに代わって、TBSの江藤愛アナ(38)と石井大裕アナ(39)がメインキャスターを務めました。しかし、ネットでは“織田ロス”の声が上がり、視聴率もダウンしました」

 デイリー新潮は23年8月23日配信の「TBS『世界陸上』 織田裕二ロスでテレビ局が得た教訓」でそのことを報じた。そして、25年の東京大会には戻るかも、とも……。

「34年ぶりの東京大会ですから、財団もTBSも是が非でも盛り上げたいと考えていることは容易に想像できます。特にTBSにとっては、自国開催なので競技時間が深夜とか早朝ではありませんから、視聴率も期待できますからね。その盛り上げに必要不可欠なのは織田裕二と思い至ったのではないでしょうか」

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