【追悼・小泉信一さん】病床で思いついた「渥美清さん」から始まる連載コラム…担当記者が振り返る“余命宣告”されても「生き抜くために書き続けた」最期の日々
デイリー新潮で連載コラム「メメント・モリな人たち」を執筆されていた朝日新聞編集委員の小泉信一さんが10月5日、亡くなりました。63歳でした。小泉さんは今年1月、ステージ4の末期がんと診断され、余命宣告を受けたことを明かし、朝日新聞で壮絶な闘病記(「患者を生きる:記者36年、余命宣告」)を連載して大きな反響を呼びました。デイリー新潮での連載タイトルにある「メメント・モリ」とは、ラテン語の格言で「死を想え」「死を恐れるな」の意味があります。自身にも迫る「死」と向き合い、最期まで書き続けました。...