「キー局にはほど遠い…」 「宮迫博之」地上波復帰番組を民放プロデューサーが酷評 スポンサーは「育毛剤会社」だった

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愛想を振りまく宮迫

「27分間、本編を流しっぱなしでしたね。それどころか、業界で言うところのCC(番組のオープニング前に放送するCM)もHH(番組のエンディング後に放送するCM)もありませんでした。番組終了後に《この番組は「REDEN」の提供でお送りしました》とアナウンスされただけでした」

 どんな会社なのだろう。

「男性用育毛剤の商品名です。この育毛剤を販売する会社の1社提供ですから、そこがお金を出していることになります。宮迫はこの育毛剤のネットCMに出演しているようです。彼はかつてバラエティ番組『芸人報道』(日本テレビ)のレギュラーを務めていましたが、その時は育毛シャンプーのアンファーの1社提供でした。どれだけ育毛に縁があるんでしょう」

 何やら変わった番組のようだ。その内容をどう見ただろうか。

「正直言って、5年ぶりの地上波復帰がよほど嬉しかったのか、宮迫がヘラヘラしすぎていました。愛想よくハイハイと笑顔を振りまき、毒舌もなく、特に面白いことを言うわけでもない。トレーナーのバズーカ岡田(44)のほうがよっぽど面白かった」

 バズーカ岡田こと岡田隆氏は日本体育大学の教授で、柔道全日本男子チーム体力強化部門長も務めたガチのトレーナーだ。ズボンのベルトの上に乗った腹を見せて筋トレをサボっていると言い訳する宮迫に、バズーカ先生はツッコみまくった。

すなわち死!

バズーカ:筋トレをやらないってことは、すなわちそのまま死を受け入れているのと同じですから!

バズーカ:トレーニングは体を鍛えると同時に精神も鍛えられる。たるみきった精神がどこまで反応するか。反応しなかったとしたら、生物としては死!

 現在、身長168センチ、体重69.8キロ、体脂肪率22.5%の宮迫。10年以上前にテレビ番組の企画で達成した体重62.5キロ、体脂肪率14.2%を目標にすることが発表されると、宮迫は「死んでしまう」と怖じ気づいた。これに対しバズーカ先生は、

バズーカ:このままいっても死んでますから!

 さらに、最終的な目標は過去を上回ることと宣言するとこう語った。

バズーカ:今までできたことと同じことができて何が楽しいんですか。今までできなかったことができるから人間って楽しいわけじゃないですか。それを捨てたら、すなわち死です!

「鍛え上げられたバズーカ岡田に対し、宮迫自身は腹の出た54歳のおっさんですから、絵柄的にも辛い。次週の予告で放送された美形フィットネス集団やレギュラーの元尼神インターの誠子(35)が本格的に登場すれば、少しはマシになるかもしれません」

 とはいえ、テレビ埼玉で深夜1時半スタート。今のところTVerでも見ることができない番組だ。キー局への復帰はいつになるのだろう。

「テレ玉の放送はケーブルテレビに加入しているか性能のいいアンテナでないと東京では見ることができません。埼玉県の人口730万人のうち0.1%が見たとしても7000人。宮迫のYouTubeチャンネルで番組が公開されましたが、それでは視聴者は増えませんから大きな話題にもならないでしょう。このままではキー局への復帰は難しいでしょうね」

デイリー新潮編集部

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