“店舗急増のリスクは?”“1500店舗ではむしろ不十分では?”「チョコザップ」は本当に成功するのか ジムユーザーの経済アナリストが社長に直撃

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「人に依存していない」大量出店

森永 まさに今、チョコザップの大量出店が、経済の専門家の間でも話題になっています。短期間での店舗拡大が失敗に終わった飲食店などと重ねて懸念を示す声もあるようですが、そのあたりはいかがでしょう。

瀬戸 数百億円を投じ、事業開始から2年で1500店。厳しい見方をする方がいるのも当然です。ただ、うまくいかなかったという飲食店さんとチョコザップが異なっているのは、「人に依存していない」という点です。各店舗に店長がいるようなモデルだと、店舗が増えるほど、採用や教育が追い付かなくなったり、質を維持するのが困難になったりします。質の高いトレーナーを短期間で簡単には増やせなかったライザップと一緒です。一方チョコザップは、巡回するスタッフや、各店舗のAI監視カメラを確認する人員はいますが、店舗自体は完全な無人のオンライン経営を貫いている。だからこそ、一定の品質で出店を拡大することができたんです。

森永 人を置かないというのは、一見すると低コストで店舗を経営するための戦略に見えますが、むしろ人を介在させないことで、均質化が図れるというわけですね。なお私自身は、1500店ではむしろまだ不十分ではないかと思っていまして。

瀬戸 なるほど。

〈有料版の記事【「1500店舗ではむしろ不十分」大量出店「チョコザップ」が“失敗しない理由” ジムユーザー・森永康平氏が暴く「RIZAPグループ」の経営の実態】では、「投資額が大き過ぎるのでは」「ネイルや脱毛はただの話題づくりではないか」等、評論家の間で指摘される「チョコザップ」を巡るあらゆる懸念点や、森永氏が「1500店では不十分」だと指摘する理由、そしてSOMPOホールディングスとの資本業務提携が結ばれた内幕など、RIZAPグループの経営について語りつくしている。〉

デイリー新潮編集部

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