「カメラマン暴行」もあった三原じゅん子 「顔はやばいよ」大臣版「ザ・ノンフィクション」
馬乗りになって頭を路上に打ちつけた
そして、この次がミュージシャンの男性だ。87年4月2日未明、豊島区の路上で2人してタクシーを降車したところを、写真誌「FRIDAY」が激写。これに激高した二人は、
〈「フィルムを出せ」といい、ひざげりをするなどして乱暴。さらに三原は(略)馬乗りになり、髪の毛をつかんで頭を路上に打ちつけた。2人のカメラマンは約1週間のけが〉(朝日新聞夕刊87年4月2日付)
「女性自身」は、より詳細に伝えている。
〈……奪ったカメラを路上に叩きつけ、止めに入った(略)カメラマンにも殴りかかり、フィルムを抜き取るなど、かなり酒に酔っていたとはいえ、したい放題の暴力行為。揚句の果てにかけつけた目白署員に、現行犯逮捕されたという次第だ。まだ寝静まった早朝、逃げまどうカメラマンを追いかけ30分にも及ぶ大立ち回り。「何人かもみ合って争っているし、大声で“てめえなんかぶっ殺してやる”と叫んでました。女の声でしたが、あれが三原じゅん子だなんて!?」「女の声でした。“てめえに写真撮られたから商売メチャメチャになった”って、確かにそう言ってました」などと半分冗談にしても、かなり迫力ある目撃談が次から次へと出てくるほど。“ツッパリじゅん子の面目躍如と言ったところ……〉(「女性自身」87年4月21日号)
カメラマンへの暴行は、ボディーどころではなかったようだ。ビートたけしによる“FRIDAY襲撃事件”がこの前年12月に起きたばかり。この時二人は現行犯で逮捕され、書類送検(後に起訴猶予)されている。
その後、三原はこの男性と結婚宣言までしたものの破局。次のお相手として写真誌「FLASH」(89年3月7日号)が報じたのが、「三原じゅん子&マイケル富岡、熱愛デートの現場!」だった。
だが、翌90年10月25日に、三原はカー・レーサーとの婚約、さらに妊娠2カ月であることを発表する。当時を知る芸能記者は言う。
「三原は87年ごろからカーレースに夢中になっており、婚約発表の半年ほど前にレースでコンビを組んだのが出会いのきっかけでした。デキ婚となるはずでしたが、この発表の2日後に流産してしまいます。11月5日に入籍するのですが、その3日後に行われたレースで、彼女は激突事故を起こし、左の肋骨を折り、左肩甲骨にヒビが入る全治1カ月のケガを負います。まさにレースのように目まぐるしい結婚生活となりました。しかし、レーサー夫婦の生活は大変だったのかもしれません。彼女もスポンサー集めに苦労していると語ったことがありますし、94年には荒木経惟氏撮影の写真集『Junco』(KKベストセラーズ)も発売します。結局、この夫婦は、99年に離婚することになるのですが……」
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