「税務署員にはノルマがあって…」 国税庁が“相続税裁判で完敗”のワケ

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 日経速報ニュースが、国税庁の「完敗」を報じたのは9月27日のこと。それによると、8月末、相続税の税額を争った裁判で東京高裁が国税庁の控訴を棄却。国税庁が上告せず、そのまま敗訴が確定となった。

 裁判所の担当記者が解説する。

「この訴訟は “東北薬局事件”と呼ばれ、税務関係者の間で注目されてきました。舞台は仙台を中心に50店舗以上を展開している調剤薬局で、創業者は武見太郎・元日本医師会会長から薫陶を受けて事業を始めた人。2014年6月に亡くなり、2人のお子さんが株を相続します。...

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